【読了】新・宇宙戦略概論(初版) 6章を読み終えた
タイトル通り,新・宇宙戦略概論 の6章を読み終えたので記録する.
ようやく読み終わり.
-
計測
かかった時間:2:30(計:19:34)
ページ数 :34p(計:219p)
-
雑記
5章の内容まとめ
日本が,サイバーセキュリティ対策について考えるようになったのは最近である.したがって,まずはサイバー攻撃の現状について知ることが重要となる.
近年,技術の発達が急速に進み,サイバーセキュリティリスクが高まっている.場合によっては,命にかかわるほど重篤な被害をもたらすことが懸念される.
例として,米国におけるサイバー攻撃と,防御技術について紹介されている.軍事施設へのサイバー攻撃も実際に行われた例があり,その危険性を知ることができる.
また,社会インフラの麻痺などの被害も十分に想定される.実際,2013年には米国の各種インフラにおいて,総括257件のサイバー攻撃が報告されている.
サイバー攻撃を防ぐためには,各分野ごとの対応能力を挙げる,想定されるリスクに対する考慮をガイドライン等に含める,などが必要である.日本の所有する技術力の強みや弱みを把握し,それらを活かした戦略を立てることが不可欠となる.
↓前の記事
6章「グローバルコモンズの未来設計」
この章は,1-5章までを鑑みて,筆者が想う未来予想図について記載されている.
6-1 「21世紀の未来学」
この節では,2100年の科学ライフを元に,筆者が展望する未来を表形式で紹介している.もうすぐ手の届くだろう科学技術から,夢のある展望まで様々である.
6-2 「宇宙の未来設計図」
この節では直近(2017年当時)の宇宙基本計画について述べられている.大体が1-5章で言及されていることなのだが,その中に「東京オリンピックを契機とした先導的社会実験」というものが含まれている.宇宙基本計画工程表(平成30年度改訂)によると,以下の取り組みが検討されているようだ.
https://www.meti.go.jp/shingikai/kempatsushin/uchu_koku/pdf/011_s04_05.pdf より抜粋
また,筆者からの方策の提案として,「安全保障」「産業振興」「科学技術」について言及されている.「安全保障」については,これまで本のなかで考察されたものがほとんどである.
「産業振興」アジア・太平洋の顧客を獲得することが提案されている.また,高品質な射場や試験場,宇宙船の発着場を構築し,国際衛星登録機関を誘致する,宇宙エレベータを実現させる,などについて言及されている.
「科学技術」日本が保有する技術を用いた観測によるミッションの遂行,衛星の寿命を延ばす等で費用対効果を高める,火星への移住計画の検討などが挙げられている.太陽膨張で確実に滅ぶし,その前に温室化でお亡くなりになるかもしれないので,移住についてはちゃんと準備しておいてほしいと思う.
6-3 「航空の未来設計図」
航空産業は総合技術力が如実にあらわれる分野である.
筆者はSWOT分析などを行い,強みや弱みの分析,機会や脅威についての考察を行っている.コストの割には需要がなく,また人材育成などへの取り組みも弱いというところが弱みになっている.
安全保障に注力したり,技術力を高めたりすると,市場も広がりそうだというのは,想像に難くない.私としては,無線通信技術に力を入れるべきではないかと思っている.(個人の感想です) かっこいいから.
あとは,課題と戦略が簡素にまとめられている.航空,と一口に言っても,「どこに使うか」「ソフトウェアの技術」「ハードウェアの技術」など,様々考察しなければならないので,裾野が広いと最初に前置きされている意味は分かる.
6-4 「海洋の未来設計図」
サイバー空間も含めた海洋分野の宇宙利用について書かれている.
ここでは,4章で触れられていることを簡潔にまとめつつ,筆者の考える戦略が提案されている.
所感
楽しいことが大好きなのは,あたりまえのことだ.性別も関係ないし,年齢も関係ない.(私は「男のロマン」「女のロマン」などという主語のでかい言葉が大嫌いだ.)
「科学技術の発達」に込める夢を語るために,実例を振り返り,体制を立て,各分野サポートしながら次に進んでいくんだと思う.どこか1分野だけ頑張っても実現できない,当たり前だが戦略なんて手段でしかない.また,戦略や方策を共有せず,志を共にできるわけがない.
将来展望については,突拍子もないことに聞こえてしまう人も多いのだろうと思う.しかし,事実を知ると,実は夢物語でもない,というのが少しは納得できるのではないだろうか.
技術書を読む前に,こういう本が読めてよかった.
ふりかえり
今まで書いた記事を見ましたが,読書の時にページに貼ってるでかい付箋そのままが体現されていました.読み方の癖が表れていてちょっと恥ずかしいな.
よかったところ
・本にメモや付箋をほとんど張り付ける必要がなく,PC上で完結できた
・関連資料をネットで探した後,該当箇所にリンクとして貼り付けられる
・オープンな場で書くことで,継続しなければ,という意思が働いた
・文字に起こすことで,文字検索がしやすくなった
きになったところ
・色付けや図挿入が活かせなかった
・出先で同じスタイルができるかが微妙
・一日の読書活動量にばらつきがある
・書いたものを読み直すかと言われると微妙
検討事項
①色使いや図挿入が活用されていない.今後どのように活用するか.
読んだことが想像しやすくなるようなまとめかたをしたいな.
文字を動画にするようなイメージでまとめられたらいいなぁと漠然と思っています.
こういうの,手書きノートだったら楽なんだけど…と考えてひらめきました.
自由帳にいったん手書きでまとめればいいだけじゃん.
ブログに書き起こすときは清書,みたいな心持で書くといいかな.
そうしたら,きになるところで挙げた,
・色付けや図挿入が活かせなかった
・出先で同じスタイルができるかが微妙
が改善されるかも.
②この度の本は35ページ前後で章立てされていたので書きやすかったが,章の内容量にばらつきのある本も当然ある.その時はどのように分けるか.
2つ案を思いつきました.
1.下書き状態で書き進め,章が終わるごとに更新
(1日の読書活動量が不明瞭にならないか,更新頻度が下がってしまいモチベーションが保てなくならないか)
2.ひとまずその日読んだ部分までを記事にする
(単独で見たときに前後の繋がりが分かりづらくないか)
色々考えて,2を採用することにしました.これは,きになるところで挙げた,
・一日の読書活動量にばらつきがある
・書いたものを読み直すかと言われると微妙
の改善を考慮した結果です.
まずは1日の読書状況の把握,これを行いながら読書計画を修正していきます.
そして,読書中の記録はすべてメモ同様の扱いをします.
章の終わりに「まとめ」を書きます.こういうひな形でやってきます.
反省
「まとめ」については箇条書きで極簡素にまとめられるように気を付けます.
今回はすごく冗長でわかりづらかった.
小悪魔女子大生くらいイメージがはっきりつくようなものを心がけてみます.
数式とかは,どうしても冗長になってしまうかと思いますが…適度に妥協しつつがんばります.
あと,技術書に関しては1時間で11p強も読めることなんて極めて稀だろうから,1日の読書時間を増やして対応することを考えなきゃいけないのが難しい!