積ん読をやめたい

学習性無力感に抗いたい

秋晴れの元,いよいよ私は決意を固めた

 

  • いきあたりばったりでやってもうまくいかないだろう

積ん読消化は非常に気力のいる作業だ.

何故なら,さぼりの蓄積と変わらないからだ.

 

買ってすぐ読めばいいものを,"明日から2ページずつ読む…"になり,

そのうち,"忙しくてそれどころではない."になり,

最後には"人生のブランクタイムにまとめて読もう!"になる負のスパイラル.

 

子供と約束した遊園地の予定を先延ばしにし,反感を買う父親と相違ない.

失敗する典型的な道順なのではないかと思う.

 

  • 溜まったタスクをどう処理するか

 1. まずは全体数の確認が不可欠だ.

ウォークインクローゼットの片隅で集団を形成し,ひっそりと暮らすこの本たちは一体何冊いるのか.

これから本たち1冊1冊に向き合うにあたって,名簿が必要なことは明白である.

とりあえず10冊ずつ並んで頂けませんか,と指示を出すと,ざっと80冊以上の本たちが私の部屋を制圧した.

見覚えのある本もいるのは,部分的には読んだけれど,すべて読み切ってはいない本も含むことにしたからだ.

 

本は新品で購入することが多いので,一体いくらの金額をつぎ込んだのか,考えるだけでクラクラした.

 

 2.分野ごとに分けてあげよう.

まずはざっくりと並んでもらったが,みんな得意な分野は違う.

 

それぞれが持っている知識が相互作用しやすい環境を作りたい.

呑気だけれどやることはやっている緩いサークルのように,"この用語どんな意味だっけ?"とお互いに質問し易いように,文化が同じもの同士をやんわりとまとめてあげたいのだ.

 

80を超える本を前に,慈しみの心で分類作業を開始した.

 

 3.全体数,分野ごとの冊数をリスト化する.

というわけで近しい分野ごとに整列させた.

積み重ねた本の位置を変えるという物理的な処理をおこなったら,次は事務的な処理をおこなうのが筋というものだ.(私の貧弱な脳では,棚に戻したときに全体数もその本の分野もあらかた忘却してしまうからだ.)

 

エクセルで管理しても良いのだが,個人開発が当たり前になったこの時代,積ん読消化に特化したサービスがどこかにあるはずだ.

 

検索してみると,いろいろなサイトやアプリが出てくる.

各開発者の苦労や開発に至るまでの心情などを考えると頭が下がる思いだ.

 

例えば下記のようなサイト,アプリを見つけたが特色があり非常に面白い.

積読ハウマッチ webサイト (https://tsundoku.site/)

→自分が積んでいる本の総額と,読み終わった本の総額を教えてくれるそうだ.

 ランキングもあり,確認した時点で300万円以上積んでいる方もいらっしゃった.

 読んだ読んでないはともかく,本にこれだけ掛けられるというのは素敵なことだと思った.

読書管理ビブリア アプリ (https://biblia-app.tumblr.com/about)

→なんと本のバーコードから該当図書の検索を行ってくれるそうだ.

 スマートフォンのカメラ機能で楽ちん,とても便利だと思った.

 日々読んだ本の冊数をグラフ化してくれるのもありがたい.

 

ただ,何れも"登録した本の分類"(タグ付けなどで分野ごとに本を分けたりなど)の機能が見当たらなかった.

 

そんな中見つけたのがReadee(https://readee.rakuten.co.jp/)というアプリ.

こちらは,本棚などをカスタマイズすることができるそうだ.

 

他にも読書家に向けたサービスはあるが,ひとまず上にあげた3つで管理していこうと思う.

 

  • リスト化したらあとは読むだけなのだ

久々に行う重労働に疲労と充足感を覚える.

山積みになった本を前に,iPhone片手に決意を固めるのだった.